一戸建て購入のタイミング

長らくマンション住まいをしていましたが、ようやく憧れだった一戸建てを注文住宅で羽村市に購入しました。
同じ校区内に手ごろな物件が見つかったのが購入の大きな理由でしたが、家を買うなら子供が高校生になる前に、ということをずっと考えていて、そのタイムリミットが近づいていたためでもあります。

私の実家は、私が就職のために家を出た後に建て替えたため、実家に戻っても自分の部屋はなくなっているし、自分が育った家という感じが希薄で、物足りなさをずっと感じていました。巣立った後で子供が戻ってきても、高校時代を過ごした家なら自分の家だという懐かしさを感じてくれそうな気がするのです。

親の心子知らずで、子供は、マンションの方が楽だったなどと言いますが、小さいながらも庭があるのは嬉しいようです。
子供が巣立った後も子供部屋をそのまま残しておけるかまではわかりませんが、大人になってからも実家に戻った時はホッとしてもらえるような家にしておきたいと思っています。

夫の赴任地で一戸建てを建てるまで

今住んでいる土地は、お互いの故郷から遥か遠い、夫が会社の辞令で赴任して住んでいた土地でした。
しかし長閑で人柄の温かい場所であったことと、田舎だけれど県内では中堅の街で、交通の便や生活に不便があまりないことを理由に、子どもが幼稚園の年中になる年に、ここに新築一戸建てを建てようと皆で決めました。

土地選びは、まず立地優先。駅から徒歩圏で、将来子どもの電車通学に対応できるようにと探しましたが、駅の近くは価格も高く、日当たりの問題からなかなか思ったような土地がありませんでした。しかし数か月探し歩いた末、やや敷地は狭いものの、駅から近くて日当たりも良い場所に土地を見つけました。

そんな我が家の自慢は、何といっても駅から徒歩5分の立地です。そしてご近所の治安も良く街中で便利がとても良いところです。後悔した点があるとすれば、やはり少々土地が手狭なこと。将来子どもが車を購入すると駐車スペースが無いというところです。

家を建てる際には、とにかく明るい雰囲気と生活動線に無駄がないことを意識しました。夫の要望で、必ずリビングを通らなければ、どこへも行けないという構造にしました。また、子ども部屋には鍵を付けない。何かあってもひきこもることができないように工夫しました。家族の寝室を一つにしたところも、家族のコミュニケーションを大切にするために気を付けたポイントです。

これら、いつまでも家族が一つでいるための工夫は、家族の絆を大切にするためにも、これはとても良かったと思っています。子どもが思春期を迎えた今でも、相変わらず適度な距離感を持ちながら、皆で仲良く暮らしています。